Webページの「ページ」って何?
こんにちは、ディレクターの高橋です。

突然ですが、今、あなたがご覧のこの画面、お使いのWebブラウザに表示されているこの内容、これのことをなぜ、Web「ページ」と呼ぶのでしょう?


Web ページは本のメタファー?

ページ...? 本のメタファー?

本当にそうなのでしょうか。たとえば、デスクトップ・メタファーなどと言う場合のメタファーとはちょっと質が違うような気がします。

デスクトップ・メタファーのほうは、ソフトウェアを操作することのわかりにくさを和らげるために、現実世界の何かをモデルにしてインタラクションを設計するという、インターフェース上の工夫です。

しかし、Web上のハイパーテキストを直感的に取り扱えるようにすることを目論んで、インターフェースのレベルで本に似せた「ページ」という概念を導入したわけではないでしょう。

むしろ、「ページ」を要請するような、本によく似たメディア特性が、Web上のハイパーテキストにもあったというべきではないでしょうか。

あらためて言うまでもないことですが、それは、

・一度に表示/閲覧できる情報量には限りがある

という制約です。

ページとは、この制約の下で、一度の表示できる/閲覧できる単位のことでしょう。

本の場合、この制約を与えるのは、本の物理的な大きさということになります。

Webの場合は、いかにスクローラブルであるとはいえ、やはりモニタのサイズ/解像度が物理的な制約になります。

長大な縦スクロールや横スクロールが発生する場合の読みにくさは、コンテンツの価値そのものを失わせる可能性さえあります。

さらに、一度に大容量のデータをダウンロードすること ― ひょっとしたら全部は読まないかも知れないし、にもかかわらず、従量制で課金されているかも知れない ― をダウンロードすることの不合理もあります。そして、サーバーやネットワークにかかる負荷のこともあります。

したがって、Web上のハイパーテキストを、その情報量によっては適当なサイズに分割し、相互にハイパーリンクによって連結した上で、選択的にダウンロードできるようにすることは、Web自身に内在する制約に導かれたごく自然な帰結だったはずです。


Webページはリソース?

このように Web ページの「ページ」のことを改めて考え直してみると、今度は、それを URL の R、つまりリソースという概念と同一視してはいけないのではないか、という気がしてきます。

ページより大きい、ひとまとまりのリソースがまず実体としてあって、ページとはそれを分割したある部分であり、リソースの表示状態のひとつにすぎないということになるからです。

もし、URL が Web 上のリソースを一意に識別するためのアドレス表現なのだとすれば、ページに分割される前のリソースをこそ指し示すべきではないでしょうか。

しかし、一般には、そうはなっていません。

たとえば、CNET の 2009/11/12 付けの記事「『Firefox』誕生から5年--初期の成功と新たな挑戦者」は、4ページに分割されています。そして各ページは、次のとおりそれぞれ固有のURLを持っています。

http://japan.cnet.com/special/story/0,2000056049,20403280,00.htm
http://japan.cnet.com/special/story/0,2000056049,20403280-2,00.htm
http://japan.cnet.com/special/story/0,2000056049,20403280-3,00.htm
http://japan.cnet.com/special/story/0,2000056049,20403280-4,00.htm

本来、この「『Firefox』誕生から5年--初期の成功と新たな挑戦者」というひとまとまりのリソースが、まずは、

(省略)/special/story/0,2000056049,20403280.htm

という URL で識別されるべきでしょう。

そして、表示するページについては、次のようにクエリパラメータで指定するのが妥当でしょう。

(省略)/special/story/0,2000056049,20403280.htm?page=2

URLはあくまでも実体としてのリソースを指示するためだけに用いることにし、そのリソースをどのような状態で表示するのか、つまり、表示のモードはクエリパラメータで指定するのです。

これは、たんなる URL 表現上の綾の問題ではありません。

こうすることによって、この4ページがひとまとまりのリソースであり、各ページがその一部分であることが明確になります。たとえば、CNETのURLの命名規則を知らない検索エンジンのクローラーでも、これらが一連のリソースであることを把握できるようになるでしょう。

また、ページ単位での表示が、表示モードのひとつにすぎないということになれば、さまざまなデバイスの制約や個々の閲覧者の求めに応じて、柔軟にページの分割単位を変更することも容易になるでしょう。


Web ページはファイルのメタファー?

Web は、そもそもサーバーのファイルシステムの特定のディレクトリに配置された静的ファイルの内容を閲覧するための技術として出発しました。Webページとは、サーバー上の HTML ファイルに他なりませんでした。今でいう CMS に当たるものは、OS のファイルシステムそのものでした。

Web がそうしたアーキテクチャに留まっていた時代、リソースを複数のページに分割するには、複数のファイルと、外部からは関連性を関知しようのないばらばらのURLを用意するより他に方法がありませんでした。

しかし、今では、DBをバックエンドに持つ CMS によって、ファイルシステムに依存しないリソース管理が可能です。URL の R を本来のリソースに合わせることも技術的には可能なはずです。

それにも関わらず、あいかわらずページ単位のコンテンツ管理が続いているように見えます。現に多くのCMSは、いわば、ファイルシステム・メタファーを採用しているといっていい状態にあると思います。

CMSは、このファイルシステム・メタファーを捨てることによってこそ、Webコンテンツの作成と管理にも本質的な変化をもたらすことができるようになるでしょう。

たとえば、「『Firefox』誕生から5年--初期の成功と新たな挑戦者」にしても、おそらくはワープロソフトかテキストエディタで、ひとまとまりのデータとして作成されたことでしょう。Webページに変換されるまでは、ひとつのファイルであったはずです。

また、たとえば、Firefoxのサイトの「Firefox 製品情報」「機能と特長」「セキュリティ」「カスタマイズ」「使い方のヒント」といった一連のローカルナビゲーションで連結された複数のWebページにしても、同じ内容をもしスライドとして配布するなら、プレゼンテーションソフトでひとつのファイルとして作成するでしょう。

いずれの場合も、複数ページで構成することを意図して行うのは、改ページの指定と目次項目の設定のみです。

それをなぜ、Webでは、あえてばらばらのファイルとして作成し、それぞれに固有の名前を付け、相互にリンクを張り巡らすような面倒なことをしなくてはならないのでしょうか。

ファイルシステムから真に自由になったCMSならば、リソース単位でコンテンツを作成し、管理することができます。ユーザーが制作物として意識し、名前をつけ、保存するのは、ページではなくリソースです。

ページ単位での表示は、リソース内に定義された改ページ指定や目次(ローカルナビゲーション)設定に基づいて、表示モードとして実現されます。

ローカルナビゲーションの設定も、Wikipediaの各項目のページで、冒頭にページ内リンクが設定されたインデックスを用意することと本質的に同じことになります。

そのようなCMSでコンテンツを作成し運用することにかかる作業負荷は、同等の内容のドキュメントをワープロソフトやプレゼンテーションソフトで作成する場合とほとんど変わらなくなるでしょう。


■トピックメーカーでは?

トピックメーカーでは、これまでにも、クライアント様それぞれのご要望に合わせて、個々のサイト構築・運用に最適化した専用CMSをご提供してまいりましたが、今後、さらに強力なサイト構築・コンテンツ管理モデルをご提案できるよう、既成観念に囚われることなく、あらゆる角度からCMSの可能性を追求していきたいと考えています。

以上のWebにおけるリソースとページに関する考察も、そうした活動の一環です。


■ CNETについて

リソースではなく Web ページ単位で固有のURLを持つ例として CNET を取り上げましたが、実はCNETは、リソースとページの分離を十分に意識したCMSによって運用されている可能性が高いと思います。

各ページの印刷ボタンをクリックすると、1ページ目と同じURL、つまりリソース全体を代表するURLによって、全ページの内容が印刷用のスタイルで表示されます。

すばらしいですね。

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【2009/11/13 15:20】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
オバマ大統領のスピーチでTOEFLの練習!
こんにちは。オバマ大統領が来日しましたねっ!就任以来、外遊を繰り返している大統領の訪問国数は、日本で17国目。行く先々で、現地の言葉を織り交ぜた演説を披露していますが、日本ではどんなことを語ってくれるのでしょう?オバマといえばスピーチ。我が「TOEFLiBT大戦略Online」では、リスニング強化に役立ててもらおうと、来日に合わせオバマ演説特集を組んでいます。
おばま


WEBサイトに繰り返しユーザーを呼ぶためには、何より更新が必要です。「TOEFLiBT大戦略Online」の「ネット動画でTOEFLの練習!」は問題の追加更新だけではなく、この「オバマ演説特集」ように、旬な話題でたびたび特集を組んで、一番目立つ場所にアップ。ユーザーの関心を惹こうとしています。



ハロウィン
ハロウィンに合わせたイベントコンテンツ。10月22日から11月3日までの期間限定公開とした
先月はハロウィンイベントに合わせ、『ホラー映画の予告編でTOEFLの練習』を公開しました。イベント内の動画問題は、他の動画問題と比べて軒並み高いアクセス数を稼いでいます。注目度の高いエリアで更新感を出すことが、アクセスアップに非常に有益なことが分かる結果です。

さてさて今日アピールしたかったのは、こんな難しい話じゃなくて、オバマ演説で英語の勉強してよってこと。聞き取りやすい英語なので、TOEFL受験者以外のあなたも試してみてください。きっと出来る!Yes,we can!!

次回の「ネット動画でTOEFLの練習!」の特集イベントもお楽しみに!
【2009/11/13 12:18】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
幸せなら手をたたこう−意思疎通と品質管理
ディレクターのイワサキです。
Webコンテンツの作成といっても最初は1バイトのデータもなく、誰かの頭の中にあるものを関係者で共有するわけで、この情報の認識の共有がうまく行かなければなかなか先に進まないばかりでなく、あとでとんでもない齟齬を生むことにもなりかねません。

特にデザインや表示に関する機能については最終的にユーザーの感覚に訴える部分が大きいので、言葉だけでは適切ではない場合も少なくありません。かといって、実際に作ってしまうと時間などをロスすることになります。

そこで、古典的ではありますが、目に見えて、できれば手で触れるものを使ってみてはどうでしょうか。

ここで、最近の業務で使った例を2つほど紹介します。

・目で見える形で示すことで、誰もがわかる説明ができる。

例1)会話スクロール
とある語学教材の学習動画です。掛け合いの会話文が表示され、音声が再生されている会話文の色が変わることで現在どの会話文が話されているかを示し、かつ会話が進むとスクロールして会話文が流れていくというもの。

ここで、会話文の色変えやスクロールのタイミングや一度に送る会話文の量(送り幅)などを制作担当者と検討するために拵えた『会話文スクロール検討装置』です。

会話文スクロール検討装置!会話文スクロール検討装置:枠会話文スクロール検討装置:会話文会話文スクロール検討装置:ハイライト


例2)パラパラカタログの提案
こちらはとあるWebサイトでの製品カタログのインターフェイスの検討に使った『パラパラ製品カタログ企画案』の一部です。

数ある製品の写真と写真に付随する製品名などを、冊子(本)をパラパラとめくるように見ることができるインターフェイスのイメージを制作担当者に伝えるために作ったもので、プレゼン時には実際に冊子をパラパラとめくって(めくらせて)説明しました。


視線1

視線2


説明のための資料は他人に見せるものですが、「自分に対する」確認のためにもこの古典的な手段は有効です。


・手を動かして確認を1つの作業(動き)とすることで、無意識の読み飛ばしなどを低減でき、チェック作業を確実化する。

例1)ドキュメントチェック表:
取り寄せた膨大な点数の資料をチェックする業務のためのチェック表。資料名とそれぞれの資料で確認する1つの項目または確認作業の最小単位ごとに表にして、チェック漏れがないように表を埋めます。

チェック表2


例2)動画チェック表:
とある動画制作の業務で使用したチェック表。タイトル、ジングル、イラストなどが指示書通りに指示書どおりの形式で入っているかどうか、それぞれを1つの項目として表にして、確認作業を進めながら表を埋めます。

チェック表1


坂本九が歌って大ヒットした「幸せなら手をたたこう」という歌があります。
もともとはスペインの民謡らしいのですがそんなことはどうでも良く、注目したいのは歌詞のほうです。

この歌の詞では、「幸せであれば手をたたいて示そう」とあります。
「幸せ」であることを自他で認識するために「手をたたく」という行動でその認識を確認するわけです。

頭の中に考えがある人や、制作している人は自分が発する言葉や物に対して無意識のうちにバイアスをかけて足りない部分を暗黙のうちに補足してしまいがちです。
また、1つのものにいくつかのチェック項目があるものを見るときに、チェック項目を見落としたりついつい飛ばしてしまったりしてしまいます。

これらを防ぎ、質の高い意思疎通と制作物への高い品質を保証するために、「幸せならてをたたく」方法を検討してみてはどうでしょうか。

簡単なことのようで、意外にやってなかったりするものです。

テーマ:仕事の現場 - ジャンル:ビジネス

【2009/11/11 17:28】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
「ネット動画でTOEFLの練習!」  息抜き!!問題の追加方法
こんにちは。「TOEFLiBT大戦略Online」の目玉コンテンツ「ネット動画でTOEFLの練習!」(詳細は「ネット動画を共有するということ」を参照)を追加するために起ち上がった編集部では、前回ここに書いた方法でディクテーション問題をどんどん追加しています。CNNやBBCさまさまってところです。

ただニュースとか英語学習教材を問題のネタ元としない、ちょっと息抜きできるような問題も出題してみたくなってきました。海外のCMってちょっとヒネリがあったりして面白いですよね。CMや映画の予告編を利用して出題してみたくなりました。

もちろん前回記したとおり「正確に聞き取れない」「スクリプトに裏付けが取れないモノは出題できない」とする原則に引っかかってしまってはマズイ!サイトの信用問題です。でもCMや予告編は一部だけが聞き取れれば、ネット上から正確なスクリプトが手に入ることがよくあります。CMは決めゼリフがキャッチコピーになっていることが多く、そのキャッチコピーがWEB上にアップされているってワケです。また映画の予告編においてもファンが予告編内のセリフをアップして盛り上がっていたり、マスコミが記事にしていることが結構あるみたい。正確なスクリプトを用意するために、利用しない手はないですねっ



スバル ForesterのCM
この場合、僕の英語力でも「Japanese SUV just」だけは聞き取れる。これを検索するとヒットします!で、出題した問題はこちらです。

リメイク版「エルム街の悪夢」の予告編
この場合、「You have nothing to worry about. This」は聞き取れました。で、この聞き取れた箇所と「エルム街の悪夢」の原題を加えて検索してみると、引っかかります。で、出題した問題はこちらです。



これからもいっぱい出題していきますよ〜。自分の英語力も磨くんだ。
TOEFLの受験を考えている人も、英語の勉強している人も「TOEFLiBT大戦略Online」の「ネット動画でTOEFLの練習!」を使って息抜きしてくださ〜い。息抜きしながらリスニング力を磨いちゃう。これ、最高ですねッ!
【2009/11/04 20:37】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
「ネット動画でTOEFLの練習!」 問題の追加方法
こんにちは。「TOEFLiBT大戦略Online」の目玉コンテンツ「ネット動画でTOEFLの練習!」ですが(詳細は「ネット動画を共有するということ」を参照)、動画問題をガンガン追加すべく編集部が起ち上がりました。僕とスガサワだけのちっちゃな編集部で、二人とも英語ができるワケじゃないんですよね。TOEIC900点越えの社員や、ナンチャッテ帰国子女も、弊社にはちゃんといるのですが、英語ができない僕らが選ばれた。スガサワの旦那は英語がペラペラみたいだけど、力を貸してくれません。ムムム、困りました。

というのも、動画問題を追加するというのはちょっと大変なんです。このコンテンツで使用する問題を出題するには、動画から流れる「英語」を正確に聞き取って、文字起こしする必要があります。三単現や複数形の「s」、冠詞、そして省略形に至るまでを聞き逃すななんて、とても無理。じゃぁ、ゆっくりした英語の動画を選べばいいのかも知れないけれど、英語のできない編集部が正確に聞き取れる英語を出題したって、価値がない。

どうしよどうしよ?でも、ネットにはやっぱり欲しいモノがあるんですね!インタビューやスピーチを文字起こしされたもの(トランスクリプト)が、公開されています。トランスクリプトを参考にできる動画なら、英語が正確に聞き取れない僕とスガサワでも、英語学習者に問題を作ってあげることができるってもんです。実にグレートでヘルプフル!いろいろあるうちから、一例を挙げちゃいましょッ



CNN Politics
CNN Politicsの一部コンテンツには動画と一緒にトランスクリプト(文字起こしされたドキュメント)がアップされています!旬の政治家の演説が正確に聞き取れちゃいます

CNN Student News
CNNが名前の通り「学生向け」にピックアップしたニュースを放送しています。そしてッ、ビデオと一緒にトランスクリプトが掲載されているんですね〜。う〜ん、ナイス!

BBC:TEACHER
英国国営放送(BBC)が英語学習者用コンテンツをアップしてくれています。とくにこのTEACHERでは、さまざまなイディオムを学ぶために、コメディ仕立ての動画を提供されており、喋っている内容がテロップで出てきてくれちゃう。ステキよッBBC!




TOEFLiBT大戦略Online」の「ネット動画でTOEFLの練習!」は、正確なスクリプトで出題されていますよ!!これからどんどん問題は追加されるので、TOEFL受験予定者に限らず、リスニング力を磨きたい人は、ぜひ「TOEFLiBT大戦略Online」に遊びに来てくださいねッ
【2009/11/04 20:19】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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